映画『クリミナル』2人の記憶を持つ男の苦悩と葛藤の物語|ケヴィン・コスナー主演作品

クリミナル 2人の記憶を持つ男(字幕版)

クリミナル 2人の記憶を持つ男(出典:Amazon)

 

今回はケヴィン・コスナー主演の映画『クリミナル』についてのお話です。

映画『クリミナル』あらすじ

 

ケヴィン・コスナーが演じているのは”感情を持たない”イカれた男・ジェリコで、簡単に言えば異常者。

投獄中の死刑囚で、獄中でも両手を鎖につながれているという超危険人物です。

CIAエージェントのビルが、アメリカ軍が所有するミサイルを自由自在に遠隔操作できるアプリを発明した天才ハッカーダッチマンを隠しました。

 

ダッチマン自身がアメリカの脅威であり、他国の手に渡ればアメリカは大変な事態となってしまいます。

 

ところが、ロシアの組織が任務中のビルを殺害。

 

ダッチマンの居場所はビルしか知らないことに衝撃を受けたCIAは、ビルの記憶を他人に移植する実験を行うことにします。

 

その移植手術の対象として選ばれたのがジェリコでした。

 

ただ、その記憶は手術後48時間で消えてしまうもので、CIAはジェリコが目を覚ました瞬間から、ダッチマンの居場所を聞き出そうとします。

 

ところが、ジェリコ自身の記憶が混乱し、うまく定まりません。

 

元々凶悪犯としてのジェリコが居なくなったわけではないので、当然のごとくジェリコは隙を見て逃亡。

 

街中で車を盗み、向かった先はビルの家だったのです。

玄関に設置してあるセキュリティーも、ビルの記憶から暗証番号を入力。

 

家の中に入り込み、ビルの妻ジルを縛っている間に金目の物を盗むものの、ビルが妻を愛していたという記憶から家族には一切危害を与えずに出て行きます。

 

その後、ビルの記憶から彼が大金を隠したことを知ったジェリコは、何とかその場所を探ろうとするも、なかなかハッキリした場所が分からずにいました。

 

そんな中、ジェリコはCIAとロシアの組織から追われることとなってしまいます。

 

それでも結局ジェリコが行き着くところはビルの家族の元。

ビルを通じて妻と子に対する愛情が溢れ出していたのです。

 

夫婦しかしらない会話や思い出がジェリコに移植されていることを知ったジルは、徐々にジェリコに対する想いが変わっていきます。

 

感情を持たなかったジェリコもまた、ビルのおかげで感情を持つようになり、ジェリコからビルへと成り代わっていくのです。

 

ロシア組織は、ジェリコがダッチマンの居場所を知っていることなどから、ターゲットをジェリコに当て、ジルやビルの娘を拉致。

 

ジェリコは、一世一代の賭けに出て”愛する娘”を救出。

 

その後は、ジェリコにビルの記憶を残す手術が施され、ジェリコは死刑囚ではなくビルとしてジルや娘の元に戻ったのです。

 

映画『クリミナル』を観た感想

当初、ケヴィン・コスナーイカレ具合に、やはり役者なんだなと感心しました。

一見、ケヴィン・コスナーに見えなかったんですよ。

 

そんなジェリコがビルの記憶を移植されてからは、2人の記憶がぶつかり合って苦悩し、時にはジェリコの記憶なのかビルの記憶なのは、本人にも分からなくなって辛そうなときもありました。

脳内で、犯罪者とエージェントという正反対の人格が闘っているという感じでしょうか。

ただ、ビルの記憶が大きくなるにつれて、ジェリコの見た目も変化してきました。

 

ビルを通しての感情が出てきたので、ジェリコ自身も生まれて初めて感情と言うものを知ったなんてシーンはちょっと切ない感じがしましたね。

 

感情の欠落からの愛。

ジェリコにとっては、今まで感じたことがないほど温かなものだったのだと思います。

 

また、当初のジルはジェリコを怖がっていたのにも関わらず、娘だけは違っていました。

彼女はジェリコの中に父親の影を感じたのか、まるでジェリコを歓迎するかのような、父親だと感じ取っていたかのように、懐いて離れません。

 

子供ってそんなところありますよね。

 

スパイアクション映画ではあるものの、深い家族愛が描かれている作品でもありました。

 

ケビン・コスナーのアクションももちろんですが、3人の家族愛にも目を向けて頂けるとより一層楽しめると思いますヨ。

 

ジル役は映画『ワイルド・スピード』シリーズのジゼル役や、映画『ワンダー・ウーマン』や『ジャスティス・リーグ』でダイアナ/ワンダーウーマン役を演じたガル・ガドット

ジェリコを手術した医師役はトミー・リー・ジョーンズ、ビルの上司クウェイカー役には、『ハリー・ポッター』シリーズでシリウス・ブラック役を演じたゲイリー・オールドマン

 

しかも、冒頭数分で殺害されるCIAエージェント・ビル役にはライアン・レイノルズ

ライアン・レイノルズを無駄使いするなんて・・・。

デッドプール』でいい味出してましたよね。

2019年公開予定の映画『名探偵ピカチュウ』では、ライアンがピカチュウの声を担当するようですよ。

幅広い~(笑)

 

映画『クリミナル』は、私的にはヒットした作品でした。

年末年始のお休みの時にでもいかがです?