違うのかよっ!!どんでん返しを食らった映画『ブレードランナー2049』
今日は、2017年に公開された映画『ブレードランナー2049』のお話です。
たまたまwowowで放送されたので、視聴してみました。
我がハリソン・フォードが出るってんで楽しみでしたが、ハリソンが登場したのは
後半を過ぎたあたりでした……(-_-;)
主演は、映画『君に読む物語』のノア役ライアン・ゴズリング。
私的にはライアン・ゴズリングといえば『きみ読む』ですね。
『ラ・ラ・ランド』も超人気映画でしたね。(私は見てませんが(笑))
『ブレードランナー2049』は、1982年に公開されたSF映画『ブレードランナー』の続編。
前作の主演はハリソン・フォードで、リック・デッカード役を務めていまして。『ブレードランナー2049』でも、同名の役で登場しました。
レプリカントという人造人間と人間が共存する世界が舞台。
旧型のレプリカントを、新型のレプリカントが”解雇(処分)”する任務を担う。
ライアンは、新型レプリカントのなかでも優秀だけど、ちょっと違う存在。
彼が上からの命令で、解雇した旧型レプリカントが隠し持っていたものから、ある重大な秘密を掴んでしまうの。
レプリカントは、子供の頃の記憶っていうものがない。
だって、作られた人造人間だからね。子供の頃の記憶があるっていうのは、事前に植えつけられているものだけ。
で、旧型レプリカントが身を隠している場所をライアンが調査に行き、旧型1人を解雇したんだけど、ピアノの中から「赤ちゃんの靴下」、木の根近くに61021って数字が掘られてたのを見て、自分の記憶にある「61021」って数字と合致してパニック。
実は、人間の男性とレプリカント女性の間に子供ができて、「人造人間が妊娠?それって奇跡じゃないか!」ってことで、大騒ぎ。
その子供を捜すっていう任務を負わされたライアンなんだけど、100%の記憶が重なって、自分がその子供じゃないか!?って考えるようになったの。
確かに、ここまでの展開だと、絶対にライアンが子供って設定だよね~って思った。
ライアンも、過去のデータを調査したり色々と手を尽くしたわけ。
でもその時、データには全く同じDNAの男女の子供が存在してたの。
調査によると、2人は孤児院に預けられていて、女の子の方は数日後に死んじゃったってので、やっぱライアンがその子供ってことになるじゃない?という展開。
先が見えちゃうような展開じゃダメよね~なんて、ひとりでプププってニヤついてました。
この世界は人間がレプリカントを道具のように扱っているので、レプリカントたちが自分たちの自由の権利を求めて立ち上がる組織もあった。
ライアンが、自分(?)の素性を調べていくうちに、デッカード(ハリソン・フォード)を見つけ出して、「彼がお父さんだった」ってところに行き着いたの。
ちなみにお母さん(レプリカント)の名前はレイチェル。
あ~俺って人間だったんだ。彼がお父さんなんだ~って気が緩んだところに敵出現!
デッカードが連れ去られて、ライアンは取り残された。
ヤバイ!お父さんを助けなくちゃ!というところで、ライアンが助けられたのはレプリカントの組織。
デッカードの口から、組織のことがバレたら革命に失敗する。大儀のためにデッカードを殺して欲しいっていわれて、ライアンは迷う。
でも、組織の人間からデッカードとレイチェルの間に生まれたのは女の子だったと聞いて愕然。
そりゃそーよ。こっちだって「違うのかよっ!!」って思った。大どんでん返しだったわ。
でももしかしたら、実はデッカードが事実を知ってて、自分の子供は本当は男だとかっていうの期待しちゃうじゃない?
いつかな~いつかな~なんて待ってたんだけど、やっぱり子供は女の子だったと・・・。
自分かもしれないって頑張ってたライアンが、心から可哀想で切なくなる・・・グスン。
人間かも?じゃなくてやっぱレプリカントかよ!?ってなる気持ち分かるわ~
しかも、ラストがちょっとガッカリなのよね。
次回作につなげたいの?それとも、いい感じのラストが思いつかなかったの!?で幕を下ろす。
ライアンはやるべきことを成し遂げて死んじゃったの?でもレプリカントだから大丈夫なんでしょ?
デッカードは娘に会ったけど、ガラスに手を当てたところで終わっちゃったじゃん!
その先はどーなってんのよ?っていうグズグズのラスト。
途中も分かりづらいところがあったし、なぜあの時デッカードだけ連れて行かれたのか謎。
だってその前にライアンが「俺も自分のような者に追われる」ってこぼしてたのに、それってライアンは”その子供”じゃないから別に好きにして~ってことだったの?
そういうところの作りが荒すぎて、満足度はダウンしました。
違う意味でちょっと後味の悪かったかな~という率直な感想です。
ま、世界観はいい雰囲気が出てたので、よかったんですけどね。
とりあえず、観てみようかな~って思った方がぜひ!
「違うのかよ!」と連発してね。